子供が一人で靴を履けるようになるためのポイント

子供が一人で靴を履けるようになるためのポイント

「〇〇くんは、まだ一人で靴が履けないの?」このような周りの言葉に、焦りを感じているママもいるのではないでしょうか。

子供の発達には個人差があり、「〇歳になったら自分で靴を履けないとダメ」という明確な基準はありません。しかし、子供が自分で靴を履いてくれるようになると、お出かけのときママが楽になるのは確かです。

そこで今回は、子供が一人で靴を履けるようになるためのポイントをご紹介します。

 

【子供が一人で靴を履けるようになるポイント】

◎足入れしやすい靴を選ぶ

子供が足入れしやすい靴の特徴として、以下の4つが挙げられます。

 

・履き口にゆとりがある

・履き口に伸縮性がある

・マジックテープの靴

・かかとにプルタブがある


子供が簡単に脱ぎ履きできるように、履き口にゆとりと伸縮性がある靴を選びましょう。

しかし、履き口にゆとりがあると脱げやすいというデメリットがあるため、甲をしっかりとホールドする、マジックテープの靴がおすすめです。


また、かかと部分にプルタブ(指を引っかけるためのつまみ)が付いていれば、足入れがスムーズになります。

 

◎段差があるところで座って練習する

靴を履く練習は、段差があるところで行いましょう。玄関であれば「上がり框(かまち)」の段差部分に腰をかけ、土間に足を置いて履くのが理想の状態です。

段差に腰掛けることで、全身のバランスが取れ、脱ぎ履きが楽に行えるようになります。

 

◎わかりやすい言葉を使い履き方のお手本を見せる

ママがお手本になって、以下のように教えてあげましょう。

 

1.「ここを(マジックテープ部分)をビリビリっとはがしましょう」と言い、マジックテープをはがす

2.「靴の端を持って広げてね」と言い、履き口を広げて見せる

3.「つま先を入れて、輪っか(プルタブ)を引っ張りながら、かかとを入れてね」と言い、足を入れる

4.「靴のなかに足が全部入ったら、マジックテープをくっつけておしまい!」と言い、マジックテープを閉じる

このように、動作と一緒に小さな子どもでもわかる言葉を選びながら教えることがポイントです。

 

【まとめ】

子供にとって自分で靴を履くことは、大人が考える以上に大変な作業です。

「簡単にできること」とは考えずに、まずは履きやすい靴を選び、そのうえでお子さんのペースに合わせて靴の履き方を教えてあげましょう。