「かして」「いいよ」が言えなくて…ママのベストな声掛け&心がけ

「かして」「いいよ」が言えなくて…ママのベストな声掛け&心がけ

公園や児童センター、お友達のおうちなど、子ども同士で遊ばせる機会はたくさんありますね。そんなとき、おもちゃや公園遊具の貸し借りでトラブルになることはありませんか?「かして」「いいよ」を言わないといけない状況で、大人の関わり方って難しいですね。

自分の子どものものだったり、今使いはじめたばかりだったり、貸してあげてもいいのにわが子が断固として貸さない、相手のお友達がずっと使っているのになかなか貸してくれない…など、いろいろな場面の対応に困ることもあるでしょう。

子どもが「かして」「いいよ」と、言いやすいようにするには、ママがどんな声かけをしたら良いのか、考えましょう。

 

貸して!と言われるから貸したくない!?複雑な子どものココロ…

 

友達に「貸して」といってもなかなか貸してもらえないことってありますね。逆に「貸して」と言われても「いいよ」と貸してあげられないことも。

どちらも自然な子どもの姿。自分の使っているものを、使っている途中に自分の気持ちを抑えて相手に渡すというのは大変高いコミュニケーション術なのです。

また、「貸して」と言われると、自分のものなら特に取られてしまいそうで「いいよ」とは言えなくなってしまう気持ちもあるでしょう。

 

ママにできることは、わが子の気持ちを代弁してあげること

 

子ども同士に任せておくと喧嘩やトラブルに発展してしまうことも多くなりますね。

そこで「貸して」と言われてもわが子がなかなか「いいよ」と言えない時は、ママが代弁してもいいのです

「今使っているから、あと1回(あと5分)使ったらでもいいかな?」と、わが子にも聞こえるように相手のお子さんに話してみましょう。

ほとんどの相手のお子さんは「わかったぁ」といって、一度は去っていくはず。そしてわが子にも聞いてみましょう。

「もう一回貸して―って言って来たらどうする?貸してあげられそうかな?嫌ならあともう少し待ってもらおうか?」などと言ってみます。

 

もし、自分のおもちゃであり、貸してあげられなさそうなときは無理強いせず相手のお子さんに「これはとっても大切にしているから貸してあげられないの、ごめんね」と言ってもよいでしょう。

 

公共のものであれば、交代したり貸してあげるようにわが子へ促します。

 

トラブルも大歓迎の気持ちで!日々コミュニケーションの練習です

 

喧嘩をしたり、取ったり取られたり、泣いたり泣かれたりしながら、相手にも気持ちがあること、譲り合うと気持ちよく遊べることを学んでいきます。

ママやパパも少しずつ子どもの気持ちに寄り添いながら、相手の気持ちや上手く遊べる方法をわかるように伝えてあげましょう。焦らずに、日々の積み重ねが大切にしていきましょう。